餅は餅屋

前回、保険会社は被害者の味方じゃないという話をしました。

保険金を出してくれる相手なのでもちろん敵ではないですが、こちらも知識をつけてしっかり交渉しないと安く済まされてしまうということです。

問題はそんなに簡単に知識がつけられるかということです。

私も何冊か本を読んでみましたが、相当難しいですよ。

まず、保険制度からして難しい。

日本の自動車保険は自賠責と任意保険の2階建て構造で、世界でも類を見ない複雑さだそうです。

次に費目が多い。

損害賠償金のことを慰謝料というと思っている人が多いですが、慰謝料はその一部なんです。

慰謝料だけで3種類ありますし、ほかにも治療費、休業補償、逸失利益など多数の項目があって、それぞれの基準や判例を踏まえていないと交渉は無理なのです。

さらに被害者に過失があると損害賠償が割り引かれる過失割合の問題がありますが、これも事故のタイプが詳細に分類されていて、「こういう場合は過失何%」ということが事細かに決められているのです。

入院通院して体が弱り、心も折れてる人間がこんな複雑な事を短時間で勉強するのは不可能だと思います。

餅は餅屋といいますが、やはり交通事故損害賠償に詳しい弁護士に任せるのが一番ではないか、と。

私も勉強して交通事故損害賠償に普通の人より詳しくなりました。

ほかのことなら「座学が済んだので後は実践」ですが、こればかりは一生実践の機会に恵まれないことを祈ります。